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2006-05-09

3月初旬、生活が激変した

  社会人になって以来の大変化。当初は以前より自由な時間が多少増えるのではないかと思っていたが、まったく正反対。まあ、大局的に見ればよい方向への変化だと思いたいが、まだ判断はつかない。
 当ブログも2ヵ月にわたって放置することになった。

 いずれにせよ、以前のように当ブログを更新していくことは、少なくとも当分の間ほとんど不可能になった。しばらくはこのまま放置しようかとも思ったが、それもさびしい。少し落ち着いたことでもあるし、多少無理をしてでも何かを書くのは悪いことではあるまい、と思って、できるだけ書くことにした。もともと更新頻度の低かった当ブログ、さらに頻度が低下することは間違いない。

といっても書くことは基本的に変わり映えせず。

最近読んだ本。

Menotanzyou『眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く』 アンドリュー・パーカー著/渡辺政隆・今西康子訳/草思社」

 内容を要約しようとするならば、タイトルがすべて。

 Q.さまざまな種の多細胞生物が一挙に進化した、いわゆる「カンブリア紀の爆発」はなぜ起こったか?
 A.視覚をもつ生物種が登場したから

 かなりの「目ウロコ本」だが、ウロコのほとんどはタイトルを読んだ時点で落ちてしまう
 要するに、視覚が登場する以前と以後では捕食と被捕食のあり方が決定的に変わる。その大きな変化による淘汰圧がカンブリア紀の多種多様な生物進化を引き起こした、ということで、進化論やら生物学やらをちょっと聞きかじった程度の、僕のような人間でも、タイトルを読んでピンとくるし、本書を読み終えても、その「ピン!」からそれほど遠いところへ連れて行ってくれるわけではない。
 つまり本文は言ってみれば枝葉末節。だけど、その枝葉末節もそれなりにおもしろい。
 たとえば139ページにある、こんな枝葉。

 海の動物を見ると、水深200メートルより深いところでは赤い色をしたものが多くなるが、それはなぜか。この水深にくるまでに届く光は青だけなので、青い光を吸収してしまう赤い色素は光を反射しない。つまり深海においては赤い色は隠蔽色として優れている。

 こういうところで細かいウロコがポロポロと落ちるので、最後までおもしろく読める。

 著者の主張は「光スイッチ説」と呼ばれており、それなりに知られた学説らしい。僕はまったく知りませんでした。

5/12追記 しばらく書かなかったらすっかり忘れてた、この本の評点。
☆☆☆☆でどうだ。ただし生物学なり進化論なりに多少でも興味のある人のみ。

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