最近買った本
最近買った本。
相変わらずSFが多い。
『太陽レンズの彼方へ――マッカンドルー航宙記』 チャールズ・シェフィールド
は、先日シリーズ前作の『太陽レンズの彼方へ』を読み終えたので、ようやく買ってきた。
『老ヴォールの惑星』 小川一水
は、「SFがよみたい! 2006年版」の国内篇第1位に輝いた作品。まったくノーマークでした。つーか、同じ著者の『第六大陸』は読んでいて、それなりにおもしろかったが、そのときの感じでも短編の得意な作家とは思えなかったので、何となく二の足を踏んでいた。
1位ともなれば、読まないわけにはいくまい。こないだの記事とは微妙に矛盾するような感じもするが、気にしない気にしない。
『デス博士の島その他の物語』 ジーン・ウルフ
は、好調の国書刊行会「未来の文学」の、第二期一発目。ウルフは読んで理解できたためしがない。同じ叢書の『ケルベロス第五の首』も、ぼんやりとしか分からなかった。たぶんこれもよく分からないのだろうなと思いながらフラフラとレジへ。
本書まえがきに記された、「デス博士の島その他の物語」「アイランド博士の死」「死の島の博士」という三つのタイトルの短編誕生のいきさつを読んで、心惹かれない小説読みがいるだろうか。
『パロマー』 イタロ・カルヴィーノ
カルヴィーノでは数少ない未読本のひとつ。なにしろ『イタリア民話集』だって読んでいる。この松籟社の「イタリア文学叢書」は汚れやすく、新刊本屋で見ても美本は少ないのに、古本屋で超美本を見つけたので買ってきた(同じ理由で『砂のコレクション』も未購入だ)。
久しぶりにカルヴィーノを読みますか。
『夢みる宝石』 シオドア・スタージョン
最近新装版が出たのは知っていたが、てっきり持っていると思っていた。それどころか、てっきり大昔に読んでると思っていた。いやホント。この年になるといろいろな記憶が混乱するんです。
こないだ改めて手にとって、カバー裏のあらすじやら解説やらを読んだところ、まったく見たことも聞いたこともない話であることが判明(笑)。おかしいなぁ、旧版のカバーのイラストだってはっきり覚えているのに。
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